この記事では、ウィーンで食べるものに迷ったときのおすすめ料理、ウィンナーシュニッツェルとターフェルスピッツをご紹介します。
実は…ウィーンのどこで食べたかは、場所も名前も覚えていません(呆)。
これまでの記事では、なんとかリサーチして100%お店を突き止めてきたのですが、今回はお手上げです。
とはいえ、ウィーンのレストランで注文するときの参考になれば幸いです。
さてさて、憧れのウィーンでの最初の食事。
まずは、ウィーンに来たらやっぱり一度は食べたいウィンナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)。
ウィンナーシュニッツェルは、叩いた仔牛肉のカツレツです。
一見大きなトンカツっぽいですが、ウィンナーシュニッツェルにくらべて、トンカツのほうがパン粉のキメが荒くサクサクしています。
トンカツはたっぷりの油で揚げますが、ウィンナーシュニッツェルは炒め物よりは多めの油脂(油、バター、ラードなど)を使ってフライパンで揚げ焼きにします。
そして、トンカツはソースで食べたいけど、ウィンナーシュニッツェルは断然レモンを絞って食べるのが美味しい。
ウィンナーシュニッツェルの衣に染み込んだバターのコクとレモンの風味が相まって、仔牛肉の味を引き立てます。
付け合わせはジャガイモ料理(オーブンで焼いたものだったり、サラダだったり)が多いですが、このお店ではグリーンサラダと一緒に出てきました。
ちなみに、シュニッツェルはドイツ料理にもよく登場します。
といっても、ドイツ料理のシュニッツェルは、仔牛肉ではなく豚肉を使います。
ソースのバリエーションが豊富で、キノコをふんだんに使ったソースのイエガーシュニッツェルなどが有名です。
ドイツのソースのかかったシュニッツェルと比べると、ウィンナーシュニッツェルはシンプルですが、そのシンプルさの中に簡潔明瞭な美味しさが潜んでいます。
あ~写真を見ているとまた食べたくなってきます。
上の写真中央上がウィンナーシュニッツェル。
べろーんと大きく見えるかもしれませんが、叩いて薄くのばしてあるので案外全部ぺろっといけますよ。
もう一皿はターフェルスピッツ(Tafelspitz)です。
こちらも伝統的なウィーン料理のひとつで、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の好物だった牛肉と野菜の煮込みです。
ホースラディッシュとチャイブのクリームソース、りんごのソース、ロスティ(Röstiーじゃがいも料理)が一緒に出されます。
ターフェルスピッツはザルツブルクで既に一度挑戦していたのですが、お肉がしっとりして美味しくて気に入ったのでもう一度食べてみました。
アメリカでは見かけたことがないから、食べられるときに食べておかないと^^
ザルツブルクで出てきたつけあわせのロスティは、外側カリカリのポテトパンケーキ風でしたが、このお店のは一旦焼いてお皿に盛りつけた後に、お肉と野菜の味が溶けだしたスープをかけてあり、味がしみこんでしっとりしています。
ザルツブルクのお店のウエイターさんから習ったターフェルスピッツの食べ方を思い出し、お肉とつけあわせを少しづつ一緒に食べると、あ~幸せ?
スパイスの刺激や衝動とは真逆の穏やかで優しい味です。
なお、ターフェルスピッツを出す高級店では PLACHUTTA が有名です。
おわりに
いかがでしたか?
ご紹介したウィンナーシュニッツェルとターフェルスピッツは、ウィーン料理の定番中の定番です。
もしウィーンで何を食べていいか迷ったら、このふたつを試してウィーンの伝統の味を体験してみてはいかがでしょうか?