前編から引き続き、ミュンヘン空港からザルツブルクへのドライブの途中で立ち寄ったティットモニング城を見てみます。
ザルツブルクへ向かう途中ティットモニング城に寄り道してみる 前編
ティットモニング城
ティットモニング城は、1234年、ザルツブルク大司教エーバーハルト2世 Archbishop Eberhard II of Salzburg が、勢力を強めていたバイエルン州のブルクハウセンからの護衛を目的に建設の後ろ盾になったといわれています。
その後、ティットモニングの街はバイエルン領になったり、ザルツブルクが取り戻したりのドラマを経て、ナポレオン戦争後の1816年に完全にバイエルン州に併合されました。
鋲打ちモチーフ好きにはたまらないずっしり重い城門の鉄の扉
ティットモニングはローマ名誉教皇ベネディクト16世が幼少期を過ごした地としても有名です。
城内は博物館になっていて、当時の調度品や生活の様子を知ることができます。
訪れた当時、城内の表示はドイツ語がメインで、ドイツ語を知らないわたしは目で見る情報頼りでしたが、十分中世の雰囲気を楽しめました。
ティットモニング市のウエブサイトによると、5月1日から10月4日までの水曜~日曜には14時からガイド付きツアーが可能、13時から17時まではガイドなしで3つの展示場を観覧できるようです。
ティットモニング城は童話に出てくるような尖った屋根の塔があるメルヘンチックなお城ではありませんが、お城からの眺めが美しいので、近くを通りかかったらちょっと立ち寄ってみるといいかもしれません。
お城を散策した後は、道路に面して立ち並ぶパステル色の可愛いホテルのカフェでひとやすみするのもいいですね。
下の写真はパノラマ撮りに失敗して黄色い建物のかたちがヘンですが、通りの様子はこんなかんじです。
次回はザルツブルクに到着します。
参考サイト:StadtTittmoning