この記事ではツーソンのトレイルの中でさくっと気軽に行けるタンク・ヴェルデの滝（Tanque Verde Falls) をご紹介します。
往復しても２マイル以下の短いトレイルだけど、大きな巨礫を渡り歩いたり、短時間で充実度の高いハイキングができますよ。
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大きな岩がゴロゴロの滝
ツーソンのタンク・ヴェルデ通り（Tanque Verde Rd）を東へ車を走らせると、いつしか街が終わりサワロサボテンがニョキニョキ群生するエリアに入っていきます。
道路が未舗装になった後もさらに少し先に進むと、タンクヴェルデの滝のトレイルヘッドがあります。
このトレイル、夏休みは少し人が増えるけど、普段はそこまで混雑していることのない、ちょっと穴場的なトレイルなんです。
犬連れの人も多く、犬たちが幸せそうに水に飛び込んだり河原で遊んでいたりするのを眺めるのも和みます。
一応トレイルでは犬はリーシュ（リード）をつけていないといけない決まりのようですが、ときどき、まわりに人がいないときは犬を放してあげて、ほかの人が現れたら紐をつける飼い主さんもいます。
いいかえれば、そんなことができるくらい夏以外は利用者が少ないのです。
わたしは、一度水のそばの岩盤の上でまどろんでいたときに、なにか柔らかいものが顔をなぞった気がしてふと我にかえったら、フワフワのシベリアンハスキー4頭に囲まれていたことがあります。（顔をなぞったのはフリフリの彼らのしっぽ）
ハスキーくんたちはわたしのまわりで束の間なごんだ後、我先にと目の前の水に飛び込んで泳ぎ回っていましたね。あまりにも楽しそうなピュアな様子に、見ているわたしまで幸せな気分になったのを、その場所に行くたびに思い出して、また幸せになってます。
滝の水量は現地でのお楽しみ
滝はどばどば流れているときもあれば、ちょろちょろっとしか水がないときもあります。
モンスーン期の大雨の後でも水量が少ない日もあったりして、結構予想がつきません。
ですので、水があるかどうかは行ってからのお楽しみ。そんな少々ギャンブル的なところもおもしろいかな、と思います。
そんなかんじなので、水が多い日はより一層テンションがあがります?
深いところもあって泳げますよ。
滝まで行ってみよう
トレイルは河原まで下りて行くのはあまり難しくありません。
でも、河原まで下りるトレイルの岩は崩れやすい性質のようで、滑りやすいので気を付けて。ちゃんとトレイルを歩ける靴で行くのがおすすめです。
あと、帰りが暗かったりする場合は、サボテンのトゲにも注意です。
河原まで下りたら、上流へ進むと、岩盤の上や巨礫をのぼり下りする場面があります。ここからあそこに行くにはどのルートなら行けるか？などと攻略法を考えるのも楽しいですよね。
グラグラする岩があまりなく安定しているので、見た目よりは難しくないと思います。少なくとも落ちたら死ぬかも！的な難易度ではありません。
でも、ムリはしないでね。
あと、滝では飛び込まないほうがいいですよ。どこもかしこも岩盤なので、頭を打ったりしたら大変です。
岩は水に洗われて表面がツルツルしているので、乾いているときは大丈夫ですが、濡れるととても滑りやすくなるので気を付けてください。
タンクヴェルデの滝に限らず、水のあるトレイルを歩くときに一番気を付けないといけないのは、鉄砲水です。
鉄砲水は、英語ではflash floodといいますが、大雨で上流に一時的にできた天然のダムが突然決壊することで起きます。
ですので、その日に雨が降っていなくても、最近大雨が降っていれば鉄砲水が起こる可能性があるのです。
実際鉄砲水で亡くなるハイカーは少なくないので、絶対に注意してくださいね。
もし鉄砲水の可能性があればハイキングは延期にし、また普段から鉄砲水が来たらどう避難するか、地形を観察して頭に入れながら遊ぶクセをつけるといいですね。
滝のさらに先にのぼって行くのが、大きな岩がゴロゴロでまた楽しいです。心の赴くままに歩いて楽しんでみてください。
Tanque Verde Falls 場所
Tanque Verde Rd（途中から名前がRedington Rdに変わります） を東へ進み、道路が未舗装になる地点からさらに少し行くとトレイルヘッドがあります。トレイルは道路右側です。
未舗装の道路ですが、普通車でもいつも問題なく行けています。
道路左側に駐車場がありますが、右側の道路脇に車をとめても大丈夫です。
おわりに
タンクヴェルデの滝、いかがでしたか？
わたしがタンクヴェルデの滝を好きな理由は、さくっと気軽に行けるところ。
現地で1時間もあればいいので、日の長い夏には夕方仕事を終えた後にちょっと遊びに、なんてことも可能です。
もちろん、お弁当を持っていって岩盤の上でピクニックしたりゆっくりお昼寝したりもいいですね。
街の喧騒からちょっとだけ離れて、大自然の中でリセットしてみませんか。
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