ツーソンをはじめアリゾナのレストランでの食べ歩き情報をお伝えしている Tucson Tuesday。
食べ歩き情報は、いつも食べ物のことばかり考えているわたしが、友人からおすすめを聞かれたときに教えてあげるお店を、お店の承諾なく勝手にとりあげています。
この記事では、去年隔週でフェニックスとデンバーを行き来していて、フェニックス空港・ターミナル4のヘビーユーザーだったわたしが、気に入ってよく利用していた空港レストラン2店をご紹介します。
[toc]
Zinc Brasserie【T4 Cゲート】
空港でフレンチ
去年の金曜日のいつものパターンは、朝スーツケースをガラガラ引き摺って出勤、夕方職場から直で空港へ行き、何か食べて、娘が住んでいたデンバーへ飛んでいました。
そのときよく行っていたレストランのひとつが、C ゲートとD ゲートを結ぶ通路のC ゲート側つきあたりにある Zinc Brasserie です。
席数が多く、おひとりさまもたくさんいるのでひとりでも入りやすかったし、フランスの料理本で見かける洒落た料理が食べられるので、何度もリピートしました。
一番よく食べていたのが上の写真のアルザス風タルト(Alsatian Tart)。
タルトの皮はサクッサクのパイ生地系で、ベーコン、玉ねぎ、グリュイエールチーズが焼き込んであります。
つけあわせは、ルッコラとあめ色に炒めた玉ねぎ、そしてグリルしたパプリカ。仕上げは甘みのあるシャンペン・マスタードのドレッシングです。
あぁフランス?と、ヨーロッパ志向のハートを満足させてくれます。
仕事が激務すぎて、もうビールとフライドポテトだけでいい~っていう日も何度もありました。
そんなときは House Frites と Paulaner Hefe-Weizen。
ともすればオヤジ色全開になりそうなチョイスですが、このお店ではスモークしたパプリカ風味のアイオリソースなどと一緒に出てきて、お洒落ですね。
ほぼカーブのみの美容に悪そうな選択ですが、心は満たされ、疲れた脳みそがユルみます^^
そして、ある日、いつもアルザス風タルトかフライドポテトだけってどうなの?とやる気になり、カニのクレープ(Warm Dungeness Crab Crêpes)なぞ頼んでみました。
これは…美味しい?
愛しのダンジェネスクラブ(大きな渡り蟹)の身が、甘くないクレープに包まれていて、トマト・ロブスタークリーム仕立てです。シイタケやフェンネルなどがトッピングされています。
小さそうに見えるかもしれませんが、意外とおなかいっぱいになります。
でも、もしまだ小腹が空いているときは、デザートのおすすめはコレ。
ここのクレーム・ブリュレ、間違いありません。
その夜は可愛いミニミニマカロンまでのっていました。
これ、12月31日の夜、アリゾナに遊びにきていてデンバーに帰る娘と一緒に食べたものです。
実は娘とわたしには、ニューイヤーズイブのカウントダウンと同時にクレーム・ブリュレのキャラメルを割るという習慣があったのですが、その年はこのレストランでちょこっと早めにできました。
Zinc Brasserie メニュー
Barrio Café 【T4 Dゲート】
海老のタコス Tacos de Camaron
ターミナル4のDゲートにあるBarrio Café。
初めて入ったきっかけは、わたしがツーソンで好きなブリューワリー Barrio がフェニックスにお店を出してる?! と驚いたからです。
それはわたしの勘違いで、実際はフェニックスの人気メキシカンレストラン Barrio Café の空港店だったわけですが、ここの海老のタコスが気に入って、Dゲートから飛ぶときはいつもそれを食べていました。
海老のタコス(Tacos de Camaron)はメキシコビール Tecate 入りの衣をつけて揚げたプリプリの海老と、キャベツ、アボカド、そしてチーズ。
ソースはロザリート・アイオリとピコ・デ・ガヨ。(ちなみに揚げたシーフードのタコスとマヨネーズ系のソースは相性抜群です。)
ここに、サラダかフライドポテトを選べます。
これぞアリゾナらしいメキシコ料理!ってかんじなので、アリゾナにはしばらく戻って来ないから食べ納めしたい、なんてときにもいいかも。
タコスは小さめながら皮はダブルなので、3つ食べると結構なボリュームです。わたしはフライを全制覇することはありませんでした。ヘルシー志向の方ならここはサラダを選ぶ場面ですね。
このお店、夕方はいつも混んでいて、よく大きなテーブルの相席でビジネスグループと一緒になりました。
タコスを食べているひとたちが、This is surprisingly good! と嬉しそうに言ってる場面にしょっちゅう遭遇していましたよ。
緑のポソル Posole Verde
海老のタコス(Tacos de Camaron)はもちろんおすすめですが、もうひとつ他の州では食べられないかもしれない(すみません、実際のところは知りません)メキシコ料理で、ときどきグルメ雑誌にとりあげられるのがポソル(Posole)というスープです。
豚肉とホミニ―という乾燥させた(巨大な)トウモロコシの入ったスープで、キャベツ、ラディッシュ、玉ねぎ、シラントロをトッピングして、ライムを絞っていただきます。
ポソルには赤、白、緑バージョンがありますが、Barrio Café のメニューには緑のポソル Posole Verde が載っています。
Barrio Caféメニュー
わたしは、ツーソンのレストランで赤いポソルを食べたことがありますが、寒い日や疲れた日に食べるとホッとするコンフォートフードです。一度試してみませんか?
駄)ターミナル4のカート車
ターミナル4はCゲートとDゲートの間を結構歩きます。
そこは荷物や人を乗せてくれるカート車が走っていて、お兄さんがとても感じよく「乗ってく?」と聞いてくれますが、チップを払う現金がないと気まずいことになるのでご注意を。
え、わたし?
払いましたよ、ちゃんと。
でも、タダで乗せてくれてすごく親切~!ラッキ~♪と喜んだ後だったので、チップがいると知ってめちゃくちゃ落胆しました。
まぁ、常識の問題っていえばそれまでです。
毎日社会勉強^^
おわりに
いかがでしたか?
空港の食べ物はお高めのイメージがありますが、折角食べるなら美味しいものを気持ちよく食べたいですよね。
アメリカは、空港によって、またターミナルによって入っているレストランに雲泥の差があります。
フェニックス空港のターミナル間格差もなかなか…ターミナル2と3よりは4のほうが断然オプションが多いです。
ただ、どの地方の空港も、行く度に新しく地元の人気レストランが出店していたりして、変化してきているかんじがしています。
フェニックス空港も、ターミナル3のリノベーションが発表されていて、新店舗リストの中にはわたしの行きつけ美容室 Cleo Beauty Salon のスタイリストさんおすすめドーナツショップ Crave Grounds の名前もあります。
楽しみですね?