2019/8/13 No Show Fee の払い戻しについての項を追加しました。
公共機関でどこにでも行ける日本とは違い、車社会のアメリカではやむを得ず Lyft や Uber を使う場面もあるかと思います。
この記事では、わたしの Lyft 乗車体験をまとめてみました。
初めて Lyft を使う方の参考になれば幸いです。
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Uber と Lyft、どちらがいいの?
Uber と Lyft のどちらがいいかというと、実はどちらも大差ありません。
乗りたい場所で利用可能ならば、わたしたちがタクシーがわりに使う分には、どちらを利用しても問題ないと思います。
実際 Uber と Lyft 両方の仕事をしている車もたくさんいます。
Uber と Lyft の大きな違いは、Uber がアメリカ国内外で利用できるのに対して、Lyft は現在のところアメリカとカナダのみ利用可能なところです。
ほかには、Uber はお客さんを運送するサービスだけでなく、レストランから料理をデリバリーする Uber Eats や、個人の物流業者が都合の良い配送物件を探して仕事を請け負う Uber Freight など、現在運送業に特化している Lyft よりも手広くビジネスを展開している印象ですね。
サービスを利用できる都市および空港名は各社のウエブサイトで確認できますので、下にリンクを貼っておきますね。
Uber:
都市:https://www.uber.com/cities/
空港:https://www.uber.com/airports/
Lyft:
都市:https://www.lyft.com/cities
空港:https://www.lyft.com/airports#airport-list
今回 Uber と Lyft どちらでもよかったのですが、たまたま機内で読んだニュースで、Lyft の自動運転事業本部 Level 5 Engineering Center が滞在先に近いパロアルトにあると知り、折角なので Lyft を使ってみることにしました。
Lyft の アプリを使う
携帯電話に Lyft のアプリをダウンロードしたら、アプリを開いて、名前、メールアドレス、電話番号、支払い方法(クレジットカードかペイパル)を登録します。
メールアドレスの確認メールが Lyft から届くので承認します。
わたしは支払い方法をペイパルで登録したので、ペイパルアカウントの承認も必要でした。
以上で登録終了、簡単であっという間に終わりました。
ピックアップ場所を指定
登録が終わったらピックアップしてもらう場所を指定(Request a ride)します。
わたしはサンノゼ空港にいたので自動的に下の写真のような画面が出てきましたが、地図に自分の現在位置を表示するピンを落としたり、アドレスを自分で入力して指定することもできます。
サンノゼ空港のピックアップエリアは、ターミナルBからレンタルセンタ―側に渡る横断歩道の途中にあるアイランドと、レンタルセンター側の駐車場寄りの場所にあります。
わたしはターミナルBに近い Spot 8 を使うことにしました。
地図画面ではいまいちわかりにくいですが、空港の外に出ると App-based Rideshare (Lyft や Uberのことです)という看板があります。
行先と運転手を指定
次に行き先 Destination を指定します。
Lyft のウエブサイトによると、行き先はこの時点では入力せずに運転手に直接伝えることもできるとのことで、その場合は Skip を押してください。
Ride share という相乗りタイプのサービス(ひとりで乗るよりお安くなります)を利用するときは、行き先の入力はスキップできません。
その後に運転手を選びます。
運転手の名前と顔写真、車種、運賃、待ち時間のリストが出てくるので、自分の都合にあった方を選びましょう。
Lyft でちょっと注意が必要なのは、車の色が表示される写真と違うかもしれないということです。
というのも、先日サンディエゴ空港で、画面に表示されたシルバーのプリウスを待っていたら 、 実際に来たプリウスは紺色だったのです。
ですので、違う色の車が来るかもしれないと頭に入れて、車種とライセンスプレートの番号で探すようにするといいですね。
乗車する前に必ず運転手の名前とライセンスプレートを確認してください。
ちなみに、カリフォルニア州の車は前後のバンパーにライセンスプレートがついているのでどちらからでも確認できますが、アリゾナ州など後方のバンパーにだけついていれば法的にOKな州もあります。
支払い、チップ
目的地に到着しライドが完了したら、Lyft の App に Rating and payment のスクリーンが出ます。
まず運転手の評価をします。
5段階で、5が最高点です。
ちなみに、運転手も乗客の評価をできるようになっていて、Lyft では運転手が乗客に3以下の評価をしたら、その運転手と乗客とは次回からマッチされない仕組みになっています。
次に支払いですが、登録した支払いカードかペイパルアカウントが表示されているので確認して、もし別の方法で支払いたければこの時点で変更できます。
チップを現金で払わなかった場合は加算できます。
20%くらいが目安になると思いますが、レストランと同じで自分の満足度をベースに決めましょう。
合計金額を確認後、Submit ボタンを押して支払い完了です。
Lyft からメールでレシートが送られてきます。
もしも16~24時間以内に上記の支払手続きをしなかった場合は、運賃のみが自動的に差し引かれます。
その場合はチップは加算されませんが、ライドが完了してから72時間(3日)以内ならアプリを通して支払うことができます。
車が来なかったのに No Show Fee をチャージされたら
Lyft の車が到着して5分以内にお客さんが来ないときは予約はキャンセルになり、5ドルの No Show Fee がチャージされます(2019年8月現在) 。
先日、これもサンディエゴ空港で、車は到着していると表示されるのにその車が見つからなかったことがありました。
5分たっても見つからず、結局予約はキャンセルされ、すぐさま5ドルチャージされました。
これ、簡単に払い戻しできますよ。
- 携帯電話で Lyft app を開き、左上の3本線のメニューを選択。
- Ride history を選択
- 該当するライドを選択
- Request review か Get help を選択
わたしはチャージされてすぐに Request review を押したら、質問など何もなしですぐさま5ドル払い戻しされました。
おわりに
いかがでしたか?
LyftやUberを使うと、運転せずに後部座席で好きなことをできますね。
上手に計画して利用すれば 、 レンタカーを借りるより安く済むこともあると思います。
空港~目的地間の移動だけでなく、駐車場を探すのが大変な場所へ行くときや、公共機関での移動が治安面で心配なとき、出張先などで現地社員に迎えに来てもらうのが申し訳ないとき(逆バージョンとして、Lyft や Uber の利用を勧めて、日本からの出張者のお迎えで現地社員の週末の貴重な時間が奪われるという理不尽な場面をなくす、というのもあります)など使える場面は色々ありますね。
タクシー感覚で Lyft や Uber を上手に使って、旅行や普段の生活をより便利にできるといいですね。
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