ドイツ・イエナ最後の夜は、500年以上の歴史のあるガストハウスを訪ね、伝統的なチューリンゲン料理を食べてみました。
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500年の歴史のあるガストハウス Roter Hirsch
イエナに着いてからというもの、2日続けてドレスデンに行ったり忙しくしていましたので、イエナ最後の夜はゆっくり過ごすことにしました。
夕ご飯も近くでのんびりできるところを探していると、ホテルのすぐそばになかなか美味しそうなガストハウスがあったので、そこに行ってみました。
Roter Hirsch というガストハウス、1階はレストランで、上階はホテルです。見かけよりもずっと古く、イエナの市の記録に最初に登場するのは1509年と、500年以上も営業し続けているお店です。
レストランはお客さんが結構入っていて、グループ客に混じって男性がひとりで食べているテーブルが多かったです。
イタリアとドイツで食事していて感じたことですが、常連顔の男性ひとり客が多いお店はそこそこ美味しい気がします。
英語メニューもちゃんとありました。また、サーバーさん男女ふたりが、英語が片言ながら一生懸命質問に答えてくれたりして、とても好感持てました。なんとなくですが、外国語の英語を話すこと自体を楽しんでいるかんじ。
英語で質問するとイタリア語で答えが返ってきがちだったイタリアとは対照的です。
英語メニューは現地語がわからないときには助かりますが、ときどき英語訳がピンとこないこともあります。
たとえばシュペッツレ(Spätzle)はヌードルと訳されがちなのですが、細長いタイプならともかく短いタイプのシュペッツレだとヌードルではしっくりきません。
ですので、現地語メニューを見慣れてきたら英語と現地語両方のメニューを持ってきてもらうのもおすすめですよ。
ではでは、その夜食べたものを見てみましょう。
ビーフ・ルーラーデン
ビーフ・ルーラーデン(メニュー表示:Beef Roulades)はベーコンや玉ねぎなどを牛肉で巻き巻きしてあり、お肉のエキスのたっぷり溶けだしたソース仕立てです。付け合わせは、赤キャベツとりんごを使ったロットコール(Rotkohl)それとダンプリング。すべてが調和する組み合わせです。
チューリンゲン風ロストブラッチェン
チューリンゲン風ロストブラッチェン(メニュー表示:Thuringian pork chop)は豚のステーキにソテーした玉ねぎとマスタードを添えたもので、ジャガイモ料理とサラダがついてきます。ジャガイモ料理はジャーマンポテトサラダかフライドポテトが選べて、わたしはジャーマンポテトサラダが好きなのでそれにしました。
どちらの料理もメインから付け合わせまで完璧に伝統的なドイツ料理。
両方とも美味しかったですが、もう一度ひとつだけ選んで食べるなら、下のロストブラッチェン(ポークチョップ)がいいな。
Roter Hirsch 場所とレビュー
Roter Hirsch
おわりに
チューリンゲン料理第2弾、いかがでしたか?
ドイツ料理は
- 豚肉料理
- ジャガイモ系つけあわせ(ダンプリング、ポテトパンケーキ、ジャーマンポテトサラダ、フライドポテト)またはシュペッツレやブレッドダンプリング
- キャベツ系つけあわせ(ロットコール、コールスロー)またはサラダ
の組み合わせが頻繁に登場します。あとはディルがよく使われていますね。
郷に入っては郷に従えの精神で、知らない土地で郷土料理を食べてみると新たな発見があって楽しいものです。
そんな楽しい発見は、外国に行かずとも案外近くにあることも。
あなたも発見してみませんか?