フリーランサー

早いもので翻訳トライアルの記事を書いてから1年たちました。

この記事では、翻訳トライアル合格後、すぐに仕事が来るケースとなかなか来ないケースについてまとめ、実際に私が仕事を受注するようになったのはいつ頃だったのかをご紹介します。

翻訳トライアルに受かったばかりの方や、翻訳者としての活動を目指している方の参考になれば幸いです。

なお、翻訳トライアルを実際に受けた体験談と、翻訳トライアルについての情報は下記の記事にまとめていますで、翻訳トライアルに興味がある方はぜひ一度目を通してみてください。

関連記事:翻訳トライアル

翻訳トライアルに合格したらすぐに仕事が来るの?

翻訳トライアルを受けた人やこれから受ける人が知りたいことのひとつに

「トライアル合格後どれくらいで仕事が来るのか」

というのがあるのではないでしょうか。

この質問の答えを、私の観察とリサーチの結果から「すぐに仕事が来るケース」と「なかなか仕事が来ないケース」のふたつに分けてまとめました。

すぐに仕事が来るケース

翻訳者が優秀

翻訳トライアルの成績が素晴らしく、その翻訳会社で現在第一線で活躍中の翻訳者の実力と同等かそれ以上と判断された場合、当然ながらすぐに仕事の打診があるケースが多いようです。翻訳会社に即戦力として使いたいと思わせることに成功したケースですね。

タイミング

翻訳トライアルの成績は普通レベルの合格だった場合でも、たまたま翻訳会社の繁忙期で、猫の手も借りたいほど忙しい時期と重なった場合、もしくは、特定の分野の翻訳者が不足していて、あなたの分野が当てはまっていた場合も、すぐに仕事の打診があるケースが多くなります。

なかなか仕事が来ないケース

タイミング

翻訳トライアルの成績は申し分ない合格レベルだった場合でも、翻訳会社の仕事が現在登録中の翻訳者で十分回せている場合、新しい翻訳者に回す仕事がないので、仕事の打診ができないということになります。

翻訳者の実力不足

翻訳トライアルの成績がぎりぎり合格レベルだった場合、社内のランク付けが低くなり、結果として社内翻訳者リストの下の方にあなたの名前が載ることになります。すると、リストの上位から案件が打診されていくので、リストの下まで仕事が回ってこないという事態になります。

翻訳者の実力不足/翻訳会社の名簿要員

翻訳トライアルの成績が合格ラインを少し下回っている場合でも、翻訳会社の登録翻訳者数を増やす目的でとりあえず登録だけが行われることもあるようです。クライアントに「うちには優秀な翻訳者がこんなにたくさん登録しているんです!」とアピールする必要があるので、帳簿上見映えのよい翻訳者数を確保しようとする翻訳会社も存在するのです。知らないうちに自分が桜となってしまっているケースですね。

私が実際に仕事を受け始めたのはトライアル合格後〇か月後

では、私の場合はどうだったかというと、

2社に登録して最初の3か月は何の問い合わせもありませんでした(涙)。

もちろん、すぐにじゃんじゃん仕事が舞い込むとは思っていませんでしたが、

それは静かなものでした…。

そして、3か月後のある日、ついに翻訳会社経由の初めての仕事を受注。

400ワードほどの小さな案件でしたが、嬉しかったですね~。

ですが、その後また3か月ほど翻訳の仕事が来ることはなく、クラウドソーシング経由で翻訳の仕事に応募してもなしのつぶてでした。

ですので、翻訳会社登録後半年間は、翻訳者としての活動はほぼなく、ライティングの仕事がメインでした。

やっと仕事の打診が舞い込み始めたのは、トライアルに合格して半年後です。

そして、受けられるものは全部受けていくうちに、

ある翻訳会社から、その会社の大口クライアントのトライアルを受けませんかとお誘いをいただき、

トライアルに合格したことで、定期的にそのクライアントの仕事を受けるようになりました。

その後、毎週来る案件と毎月来る案件をひとつづつ抱えるようになり、指名される案件も出てきました。←今ココ

おわりに

いかがでしたか?

翻訳トライアルの結果があまりにも優秀で、

「お願いだからうちと契約してください!」

と翻訳会社から頭を下げられたり、

「指名が入りすぎてお断りするのが申し訳なくて…」

なんてセリフが出るような翻訳者になりたいものですね!

そんなデキる翻訳者を一緒に目指しませんか?

Photo by Alizée Baudez on Unsplash

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