久々にスゴイものを食べてしまいました?
この麺、胃の調子が悪い人や痩せたい人は食べてはいけません。
ですが、もしあなたがやんちゃで冒険心旺盛なタイプの麺好きフーディーなら、一度は食べてみたいかも!
その名も
西安油溌麺
Xian Oil Splashing Noodleです。
ビャンビャン麺とも呼ばれるこの麺、どこまでもどこまでも延々と続く長さの超幅広手延べ麺です。
麺の幅は大体3~4㎝といったところでしょうか。
幅の広いところでは10㎝ほどもありましたし、箸をいくら持ちあげても麺が切れないので長さにいたっては未確認なくらい長~~~~~い麺です。
トッピングはもやし、ねぎ、生のにんにくがドサッと豪快に盛られ、そこに惜しみない量の唐辛子とスパイス。
ちなみに肉類は一切入らないれっきとしたベジタリアンディッシュなのですが、地味で平和なイメージのベジタリアンディッシュがこんなに攻撃的でいいのでしょうか!!!
この油溌麺(ヨウポーミェン)は陝西省(せんせいしょう)西安の名物料理。
汁麺よりも混ぜ麺が主流といわれる中国西北部の中でも、特に汁なし混ぜ麺の本場といわれる西安の油溌麺です。
そんな麺料理をツーソンで食べられるなんて面白いですよね!
参考:
教えて! 陝西省西安名物の「油溌麺(ヨウポーミェン)」の味の決め手になるものとは?
では、この油溌麺を食べてみたい怖いものしらずのあなたに、美味しく頂くコツと注意点を。
この料理、麺や野菜自体には味付けしてないので、食べる前によ~く混ぜてどんぶりの底のオイルだれとしっかり絡ませるのが美味しく食べるポイントです。
ちなみに、麺が長すぎるのとツルツルしているのでめちゃめちゃ混ぜにくいです。
そして混ぜるときにたぶん唐辛子成分が染み込んだ赤いオイルが撥ねますので、この麺を食べるときは汚れてもいい服で行きましょう。
間違っても白い服で行ってはいけません。
唐辛子で身体が熱くなる(とはいえ味覚的にはハラペーニョペッパーのような激辛というわけではありません)ので、うっかりカシミアのセーターなど保温性の高い服を着ていくと、汗だくになります。
あと、生のにんにくの破壊力がハンパないので、午後からお客様や会議のある日のランチには食べないほうがいいでしょう。
そして、一皿で軽く3人分くらいいけそうな量なのと、大量のオイルのせいか食べた後ずっとお腹が空きません。
普段たくさん食べるわたしでさえ、昨日の午後3時頃油溌麺を食べた後、今次の日の朝10時ですが、胃がもたれているとかそんなことは全然ないのに、まだ全然お腹がすく気配がなくてコーヒーだけでいいかなってかんじです。
ですので、ごはんを残すと機嫌が悪くなるタイプの奥様をお持ちの方とか、夜ディナーパーティーにお呼ばれしているなんて日には、うっかりお昼に油溌麺を食べて夜ごはんムリ~なんてことにならないように^^
とにかく、1回食べたら1年くらい記憶が薄れなさそうな強力なインパクトのある麺です。
ちょっと面白そうでしょ?
どうです?挑戦してみます?
炒飯も美味
いや~、でもやっぱりこの麺はムリそう!というあなたには、牛肉麺など美味しそうなほかの麺メニューもあるし、青椒肉絲や回鍋肉など日本人におなじみの中華系おかずメニューもあります。
Home Style Fried Rice(農家炒飯)を頼んでみたら、とても美味しかったのでオススメです。
コレ、細長いタイプのお米を使ったパラっとした炒飯で、日本人が好きな味付けだと思いますよ。
細かく刻んだ漬物のようなものが均一に入っているのですが、これが良い味出してます。
Fatman Kitchen場所とレビュー
Fatman Kitchen
2610 N 1st Ave, Tucson, AZ 85719
お店は、一見ゲットーっぽいけれどBK Tacos、El Berraco、Presta Coffee Roastersなど美味しいお店がさりげなく並ぶ1st アベニュー沿いにあります。
店内はまったく飾り気なく、お皿も欠けてたりするかもしれませんが、外国の食堂で食べている雰囲気満載のお店です。
ストリップモールに入っていて、お店の前に駐車スペースがあります。