前回の記事で、パワーウィンドウが壊れたとき、オートショップに電話をかけて修理の見積りを取っていたわたしですが、
これがアメリカに来たころのわたしだったら、電話をかけることなどはなから念頭になく、アポなしでオートショップに車を乗りつけ見積りをお願いしていたのは間違いないです。
なぜなら、そのころのわたしは英語の電話が大の苦手で徹底的に避けていたから。
この記事では、わたしが英語の電話をできる限り避けて生活していた頃のことと、克服できたきっかけをご紹介します。
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モワンモワンの恐怖
アメリカに引越してきて、最初の数年、いえ10年以上、わたしは英語の電話が大大大の苦手でした。
会って話すと大丈夫なのに、スピーカーを通したとたん、相手が喋る英語がフィルターがかかったかんじになって、モワンモワンという音の羅列にしか聞こえなくなるのです。
あなたがスヌーピーの映画を見たことがあるなら、キャラクターたちが電話をするシーンで、電話のむこうからモワンモワンというかんじの音が聞こえていたのを覚えていませんか?
まさにあんなかんじ。
電話だけでなく、ドライブスルーのスピーカー越しの英語はより一層難易度が上がって、ただのくぐもった音になっていました。
ですので、当時は電話一本で済む内容でも、まずオンラインでなんとかできないか必死に調べ、オンラインのオプションがないときはわざわざお店に出向いて用事を済ませていたのです。
大学で勉強していたときでさえ、できる限り電話を避ける生活をしていました。
たとえば、テストセンターのアポイントメントを入れるときに、電話すればいいのに、わざわざキャンパスの反対側にあるテストセンターに出向いたり。
なんと時間とガソリンの無駄遣いをしていたことか…。
そんなかんじで、わたしが英語の電話を避けてきた歴はどんどん長くなっていき、英語の電話を避けるベテランの域に達しつつありました笑
家族や友人は、わたしが普段話すときは問題ないのに電話やスピーカー越しでは壊滅的に聞き取れないというのがさっぱりイメージがわかず理解できないようでしたね。
英語の電話が平気になったきっかけ
英語の電話が平気になったのは、大学を卒業して仕事をし始めてからです。
仕事をすすめていくときに、メールでやりとりして文章で記録を残しておくのもアメリカで働く際に重要なポイントではあるのですが、
他の人のメールの返事を待っていては先に進めない案件はさっさと電話してその都度進めていく、ということを繰り返すうちに、
電話をするということと、電話をして仕事をサクッと終わらせるということが身に着いたのだと思います。
今ではどうしてあんなに頑なに電話を避けていたのかわかりません笑
ただ、電話でやりとりすることに慣れたから平気になっただけで、スピーカー越しの英語がクリアに聞こえるようになったかというと、実はそうではないのです。
たとえば、電話会議で誰か接続の良くない環境から参加していたりすると、その人の言っていることが例のモワンモワン気味になるので、全神経集中して聞いて、必要以上に疲れたり。
そこにさらにそのモワンモワン気味の人に強いアクセントがあったりすると、茨の道のような会議になります涙
でも、ビデオ会議のときはプラットフォームにかかわらずモワンモワン気味になった記憶はないんですよね。
Alexa が話す英語なんて、スピーカー越しなのにくっきりはっきりしているので、Alexa に聞き返したことは一度もないし笑。
ですので、この「モワンモワン」問題は、もう単純にスピーカーの音質が原因だと思います。
わたしのまわりの日本人で、わたしのようにスピーカー越しの英語がわかりづらいという人はたくさんいますし、韓国人やベトナム人の友人で大人になってからアメリカに来たひとたちからも同じことを聞いています。
とはいえ、みんなそうだからと安心するのではなくて、できたら英語の電話に慣れるにこしたことはないですよね!
今は電話で話さずとも携帯をちゃちゃっと操作するだけでかなりのことが解決する時代ではありますけど、
物事が複雑になると、電話したほうが早いシーンっていまだに結構あると思います。
もしこの記事を読んでいるあなたが、かつてのわたしのように英語の電話が苦手で避けているなら、折角この記事を読んだことだし、今から少しづつ慣れてみませんか?
慣れておくと、いざという重要な時、自分や家族が怪我や急病になって一秒でも早く助けを呼ばないといけないときや、事故や事件に巻き込まれたときなどの緊急時の対応もよりスムーズにできると思いますよ。
おわりに
いかがでしたか?
英語の電話は慣れるまでは勇気がいるけど、慣れてしまえばどうして苦手だったのかわからなくなりますよ。
数をこなせば慣れるので大丈夫!
がんばってね?