パルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオ
トレジョことトレーダージョーズでわたしがリピートしているお気に入りのハードチーズがあります。
パルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオ Parmigiano Reggiano Stravecchio です。
このトレジョのパルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオ、3年熟成されているのでアミノ酸の結晶がジャリジャリなんです!
3年もののパルミジャーノ・レッジャーノを食べてからというもの、もう若いパルミジャーノ・レッジャーノがどうでもよくなってしまいました。
でも悲しいかな、どのスーパーにも3年もののパルミジャーノ・レッジャーノを置いているわけではないし、あったとしても値段がちょっと高かったりするんですよね…。
それに比べて、トレジョの3年もののパルミジャーノ・レッジャーノは、ほかのお店のものより買いやすいお値段なのが嬉しい、うちの必需品のひとつです。
ストラヴェッキオって何?
パルミジャーノ・レッジャーノの後ろについているストラヴェッキオStravecchio は、
Extra aged つまり特に長く熟成されたという意味で、
24か月~36か月、もしくはそれ以上の期間熟成させたものです。
もしも表示名がパルミジャーノ・レッジャーノ・ヴェッキオ Vecchio なら、18か月~24か月熟成。
パルミジャーノ・レッジャーノだけの表示なら、12か月~18か月熟成したチーズです。
あなたがアミノ酸ジャリジャリがお好きなら断然ストラヴェッキオを選ぶといいですよ♪
パルミジャーノ・レッジャーノの美味しい食べ方
そのまま砕いて
パルミジャーノ・レッジャーノは熟成期間が長いほどアミノ酸の結晶が多く、ボロボロと崩れやすくなります。
パルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオは、砕いてそのまま食べるのがアミノ酸の結晶のジャリジャリ感を一番楽しめる食べ方です。
パーティーのアペタイザーにもおすすめで、ランダムな大きさに砕いて、アーモンドやプロシュートなどと一緒に木のボードにのせて、ローズマリーの枝でも飾っておけば、ワインにぴったりのお洒落なアペタイザーの完成です。
薄~く削って
ピーラーなどを使って大き目に薄―く削って、レアのステーキのトッピングにするのもおすすめです。
イタリアではビステッカ(ステーキ)とパルミジャーノ・レッジャーノ、そして黒トリュフの組合せをよく見かけました。
すりおろして
パルミジャーノ・レッジャーノをすりおろして調理に使ったり、出来上がった料理に振りかけたりするのが一番一般的な食べ方ですよね。
うちの定番料理で特にすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノが欠かせないのは、ミートソース、カルボナーラ、ミラノ風のサフランリゾット、そしてペストです。
調理中にもすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノをふんだんに投入しますし、食べる前にもふりかけます。
パルミジャーノ・レッジャーノのアミノ酸のうま味が料理に溶け込むので、味に深みが出て美味しくなりますよ。
パルミジャーノ・レッジャーノに塩気があるので、お料理の塩味は最初は控え目で作り始めて、仕上げの段階で最終的な塩分を決めるのがポイントです。
パルミジャーノ・レッジャーノの外側の硬い部分は食べられる?
パルミジャーノ・レッジャーノは大きな丸い形のチーズで、わたしたちが店頭で見るパッケージされたものは、あらかじめスライスされたものです。
元々のチーズの外側の皮の部分は英語で rind といいます。
パルミジャーノ・レッジャーノの皮にはワックスが使われていないので、硬い部分を捨てずにとっておけば、スープや煮込み料理に使えますよ♪
煮込むときにぽとんと鍋に入れるだけでOKです。アミノ酸のダシがじんわり出ます。
ほかにも、ファンシーなレストランで大きなパルミジャーノ・レッジャーノの中身をくりぬいた皮の部分をお皿に見立て、そこにパスタを盛り付けて出すところもありますね。
なお、パルミジャーノ・レッジャーノ以外のチーズでは皮にワックスを使っているものもあるので、ワックス使用のチーズの皮は食べないほうが無難です。
パルメザンとパルミジャーノ・レッジャーノの違い
アメリカのスーパーではパルミジャーノ・レッジャーノと書いてあるチーズと一緒にパルメザン Parmesan というチーズも売られています。
このふたつにははっきりした違いがあって、
簡単にいえば、パルミジャーノ・レッジャーノはイタリアから輸入された本場の本物、
パルメザンはアメリカで作ったパルミジャーノ・レッジャーノ風チーズです。
パルミジャーノ・レッジャーノは、パルマをはじめとするイタリアの特定の地域で、固有の伝統的製法で牛乳から作られたハードチーズで、
熟成期間は最低12カ月で、24か月、36カ月と続き、40カ月以上のものもあります。
一方、アメリカのパルメザンはパルミジャーノ・レッジャーノ風のハードチーズですが、
熟成期間は最低10カ月で、パルミジャーノ・レッジャーノより若いものが多く出回っています。
パルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオ風にストラヴェッキオ・パルメザンも存在しますが、
こちらの熟成期間も20~24か月とパルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオより短いです。
なお、ヨーロッパではパルミジャーノ・レッジャーノ以外のチーズはパルメザンと名乗ることも禁止されています。
おわりに
いかがでしたか?
トレジョの3年ものパルミジャーノ・レッジャーノ・ストラヴェッキオ、お手頃価格でアミノ酸のジャリジャリを楽しみたい方におすすめですよ^^