このブログではときどき脳のおはなしをしますが、今日わたしがあなたにお伝えしたいのもそんなおはなしです。
世界を変える壮大な夢から痩せたいなど身近な目標まで、いろいろなレベルの「やりたいこと」を実現しようとするとき、
自分に問いかける質問の仕方で、目標にぐんと近づけたり、逆に遠ざかってしまったりすることがあります。
ここでは、体重オーバーで以前着ていた服が入らない、健康診断の結果もあまりよくなくて医者から痩せるように言われた、など痩せたい人を例にあげてみます。
たとえばこんなことを自分に問いかけたらどうなるでしょうか?
「どうして僕はこんなに太ってるんだろう」
「どうして痩せられないのかしら?」
すると、あなたの脳はあなたのことをとてもよくわかっていますので、まるでグーグル様のように瞬間的に答えを返してくれます。
「だっていつも食べてるじゃん」
「それも太りそうなものばかり」
「量も多いし」
「おなかいっぱいでもムリして食べてるよね」
「運動しなきゃっていつも言うわりには全然しないし」
「仕事で疲れててそんなのムリって言うけど、週末もしないよね」
「結局めんどくさいんだよね」
「本心は痩せなくても別にいいって思ってるでしょ」
などなど、辛辣な意見をビシバシと…?
すると、あなたはあなたの脳が言うことを聞いて、
「そっか、僕って/私っていつも食べてるよね。確かに太りそうなものばかり食べて、量も多い。でも残すのは行儀悪いし」
「運動しないのは当たってるけど、ホントに仕事きつすぎだもん。あんな仕事してたら誰も週末に運動しようなんて思わないよ」
なんて、脳が言ってることを肯定してしまい、楽しくなくなるので、
「〇〇さんなんてもっと太ってるから、彼女と比べると私なんてちょっとポッチャリ系だけどまだ全然イケてるからこのままでいっか!」
「うん、確かに、ちょっと血圧高いし糖尿気味って言われたけど、まだ本当に病気ってわけじゃないから、別に急いで痩せなくてもいいかな…」
なんてことになりかねないのです。
では、目標に近づく質問とはどんなのかというと、ズバリ
「私は/僕はどうしたら痩せられるかな?」
です。
するとあなたのかわいい脳は、見て聞いて蓄えた情報を即座にフィードバックしてくれます。
そして、この質問をするたびに「痩せること=大事なこと、プライオリティー」と脳に刷り込むことになり、これがさらに良い結果を招くようになります。
というのは、何かを意識しているときにはそれに関する情報をキャッチしやすくなるからです。
たとえば、あなたに欲しい車があるときは、それ以前は気にも留めなかったその車が街で頻繁に目に留まるようになるし、
留学したいと思っているときは、記事や街の広告に「留学」の二文字があると自然と目に飛び込んでくるようになり、そこから新たな情報が脳にインプットされるのです。
ですので、やりたいことがあるときは「どうしたら実現できるか?」を頻繁に自分に問いかけ、常に意識している状態にするといいですよ。
さて、正しい質問をしてあなたの脳を味方につけた後の最重要事項は、
実際にやってみる
ですね!
そして、やってみて上手くいかなかったときは、
「どうして僕は/私はダメなんだろう」
ではなくて、
「どうしたら次は上手くいかせることができるかな?」
と質問して、あなたの脳をさらに味方につけましょう。
そして、また実際にやってみてくださいね。
まとめると、
「どうしてできないんだろう?」ではなくて、「どうしたらできるかな」と自分に頻繁に問いかける。
↓
脳が大事なことと意識するのでどんどん情報が入ってくるようになる
↓
実際にやってみる
の流れになります。
シンプルですね^^
ではでは、あなたの脳を味方につけてがんばってくださいね 🙂