国際免許 (International Driving Permit, IDP) をアメリカで取得する方法をご紹介します。
アメリカから海外に出かけて運転するとき、そして日本に一時帰国の際に日本の免許が切れているときにも使えますよ。
国際免許 International Driving Permit (IDP)
アメリカで国際免許を発行できる機関
アメリカで国際免許(以下IDP)を発行できるのは、2020年6月現在下記の2機関です。
この記事では、郵送だけでなく直接支店に出向けばその場で発行してもらえるAAAの例をメインにご紹介します。
アメリカで国際免許を申請できる人
アメリカで国際免許を申請できるのは、アメリカで有効な運転免許証を持っている18歳以上の人です。
上記のAAAの記述に加えて、AATAでは以下の条件も記載されていますので、念のために載せておきますね。申請時に確認してください。
・永住権(市民権はなくても申請できます。)
・アメリカの運転免許証の有効期間が6か月以上残っていること。
国際免許の有効期間
アメリカの国際免許(IDP)の有効期限は1年間です。
希望する有効期限開始日の6か月以内であれば、前もって申請することができます。
現在の運転免許証と一緒に使ってはじめて有効なので、旅行先では国際免許とアメリカの運転免許証の両方を常に携帯していないといけません。
国際免許申請に必要なもの
国際免許(IDP)の申請には下記のものが必要です。(2020年6月現在)
最新の情報は AAA のウエブページで確認してくださいね。
- 申込書
- パスポート用写真2枚
- 有効なアメリカの運転免許証
- 申請費用20ドル
AAAオフィスで国際免許を申請する
AAAには国際免許(IDP)を取り扱っていない支店もありますので、支店のservice一覧にInternational Driving Permitが入っているか確認するか、IDPを取り扱っているかを支店に問い合わせてみてください。
参考までにアリゾナ州ツーソンとフェニックスエリアの支店地図を載せておきます。
郵送でも申請可能
もし支店に行けないときは、郵送でも国際免許を申請できます。
- 必要事項を記入済みの IDP 申請書
- 裏に署名したパスポート用写真2枚
- 申請費用20ドル(チェックかマネーオーダーのみ 現金不可)
- 運転免許証両面のコピー
- 返送を急ぐときは追加の送料
国際免許をAAA支店で申請
では、参考までに、ツーソンEast OfficeにIDPで国際免許をとったときの様子をご紹介します。
1.受付(Member Concierge)でIDPが必要と伝えます。料金の説明があって、承諾したら免許証を提示します。
2.受付の係の人があなたの免許証の情報を入力している間に、写真もお願いする場合は別の人が写真をとってくれます。写真の料金が20ドルと、以前同じオフィスで申請したときより値上がりしていました…。Walgreenなどで撮ると15ドルくらいと少しお安くなります。
3.申込書に記入します。もしオンラインでダウンロードして記入したものを持ってきていれば、それを渡しましょう。
4.記入が終わったら申込書を渡し、出来上がったIDPにサインして完了です。審査などはなく、簡単に終わります。金曜日の午後1時に行って、待たずに20分以内ですべて終了しました。その前に行ったときは6月でアメリカは夏休み中だったので少し混んでいました。
参考:日本の国際免許
日本の国際免許は、各都道府県警察署の運転免許課や運転免許センター、運転免許試験場などで交付されます。
国内免許の有効期限が1年未満の場合には国際免許証の発行を受けることができませんのでご注意を。
ただし、そのような場合のための特例措置があって、通常の免許更新手続き期間以外にも免許の更新を行うことができます。
ちなみに、日本の国際免許も、アメリカのものと同じように、紙に写真を貼って割印を押しただけの簡単なものです。
おわりに
いかがでしたか?
アメリカでの国際免許の手続きはとても簡単!
どうぞ海外でも安全運転で楽しんでくださいね♪