アメリカは今日は感謝祭の日ですね。
アメリカの感謝祭は、家族が実家に集合する日本のお盆やお正月のイメージ。
そこに近所のひとや友人、同僚なども招待され、さらに賑やかな大人数の集まりになるケースも多いですね。
わたしがアメリカに引っ越したばかりのころ、そんな感謝祭ディナーに呼ばれてとてもとまどったことがあります。
それは、ディナーの前にテーブルを囲む全員が手をつないでお祈りをして、その後にひとりひとりが何に感謝しているか短いスピーチをするという習慣。
え~!何ソレ、そんなこと聞いてない~!!!
当時のわたしは、その日初めて会った元義理家族やら義理家族のガールフレンドやら近所の人やらが集まるなか、お祈りの後に突然スピーチが始まって、徐々に迫ってくる自分の順番に超焦りましたね。(なんだか初々しいな^^)
どの家庭でもそうではないのかもしれませんが、わたしがこれまでに招かれたディナーはお祈りはないこともあったような気がしますが、スピーチがなかったことはたぶんないのです。
I’m thankful for… という決まり文句で始めて、今年起こったことを交えて結構長々と語るひともいれば(実際はそこまで長くなかったかもしれないけど、全員終わるまで食べ始められないので長く感じるのです…)、友達と家族に感謝?とあっさり終わるひともいます。
今日アメリカでそんなディナーに行くひとも行かないひとも、そもそもアメリカに住んでないから感謝祭なんて無縁なひとも、ちょっとここでポーズして、I’m thankful for… の後に自分ならどう続けるか考えてみませんか?
I’m thankful for…?
考えられるありったけを頭に浮かべてみると、結構どんどん浮かび上がってきませんか?
それは、家族や友人や恋人だったり、癒しを与えてくれるペットだったり、お世話になっている職場や学校のひとだったり。
そして、毎日食卓にちゃんとごはんがあるとか、電気やお水が使えるとか、屋根の下で寝られるとか、そういう当たり前のことだったり。
さらに、自分が人間として存在していることだったり(だって、たとえばもし自分が人間じゃなくて木だったら?)、地球を含む宇宙が存在していることだったり。
どうですか?
I’m thankful for… のリストはとりとめなく続いていきませんか?
そして、感謝リストが膨らむにつれ、あなたの心もありがたいと思う気持ちで溢れて、じんわりほんわかしてきませんか?
あり‐がた・い【有(り)難い】の意味
人の好意などに対して、めったにないことと感謝するさま。
都合よく事が進んでうれしく思うさま。
またとないくらい尊い。もったいない。
存在しがたい。珍しい。めったにない。
あたりまえと思わずに感謝しながら生きていくのは気持ちいいですね。
I’m thankful for…
毎日、気づいたときにいろんな視線で考えてみると、よし、今日もいい日にしよう!と思えそうですよね。
わたしも毎日感謝していることが山ほどありますよ。
今この記事を読んでいるあなたが、わたしが書いたものをあなたの貴重な時間を割いて読んでくれていることもそのひとつ。
いつも感謝しています。
ありがとう?