ザッハホテルのザッハトルテ
この旅でどうしてもはずせないことのひとつが、ザッハトルテの老舗、ウィーンのザッハホテルで本物のザッハトルテを食べる、でした。
なので、夕食後ザルツブルクの街を散歩していて、偶然ザッハホテルが目の前に現れたときには動揺しました。
ザッハトルテがこんなところに!!!
食べたい!
でも、やっぱりちゃんとザッハトルテ発祥の地のウィーンで食べるべきか…?
うーん…???
こんな食に興味のない人にとってはどうでもいいことを、ギフト用のザッハトルテが輝くショーケースの前で悩んでいると、同行者の教授が言うのです。
食べちゃえば?
えー、でもー…… とイマイチ決心がつかない私に教授は、
ここで食べてウィーンでも食べるって作戦もあるよ。
……ほう。
さすが教授。
私を動かすコツをわかってらっしゃる。
早速ホテルに足を踏み入れて、真夜中のカフェへ。
幸せすぎました?
実はザルツブルクでザッハトルテを食べたのは大正解でした。
というのも、後日ウィーンのザッハホテルのカフェの前を通りかかると、カフェ待ちのお客さんで長ーーーい行列ができていたからです。
相当な待ち時間になりそう…..その時間がもったいないな…..。
即決でスルー。
ザルツブルクで既に食べていたので余裕でした。
ザッハトルテ柄のBMW
さて、憧れのザッハトルテを食し、イケメン金髪ウエイターからマダ~ム、とそれは丁寧に応対され大満足して外へ出ると、そこにはザッハトルテの包装紙柄のBMWが!!!(注:わたしはBMWファン)
これって…3シリーズ???
このBMWのことを知りたくてあれこれ検索してみましたが、ウィーンのザッハホテルがエコフレンドリーな電気仕様のBMWを使っていることくらいしかわかりません。
……なので直接ザッハホテルに聞いてみました。
すると、さすが老舗高級ホテル、30分もしないうちに丁寧な返事が届くではありませんか!
さてザッハチームからのメッセージによると、
- 写真のBMWは今はもう使用していない
- ウィーンのザッハホテルが使っているのはBMW i3 だけど、ザルツブルクのようなザッハトルテの包装紙の柄でカスタマイズされてはいない
- ザルツブルクにはもうすぐザッハトルテの柄でカスタマイズされた美しいトラックが届く予定で、それを使ってザッハトルテを配達する
とのこと。
肝心のBMWのモデルと年式には触れられていないものの、新しいトラック(本当にtruckと書いてあったのです)が届いたら写真を送りましょうか?と、親切な申し出をしてもらったので、ありがたくお願いしときました。
もし本当に送られてきたらまたこのブログでご紹介します。
このBMW、前述の教授によると3シリーズのE46だそうです。
写真を見せたら0.001秒ほどで答えてくれました。
ザッハホテルより早い!
それにしても…..新しいトラック???
ヨーロッパではバンのこともトラックというとか???
謎です。
そんなことより、あーーーんまたザッハトルテ食べた~い?
ちなみにコーヒーもとても美味しかったのですが、夜中に結構強めのカフェインをとってしまったので、案の定朝まで眠れませんでした。
それでもやっぱり幸せでした。