米国アリゾナ州で日本人女性が手掛ける大人気のたこ焼きトラック Takoyaki Balls をご紹介します。
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才色兼備の日本人女性が仕掛けた「たこ焼き」
アリゾナでたこ焼きが食べられるんです?
それも、下手な日本食屋が出す、レンジでチンしただけの冷凍ものではありませんよ。タコ焼き器でくるくるしながら焼かれた、アツアツのたこ焼きです。
ソースがかかって、青ノリとかつお節がホワホワと湯気で踊ってるたこ焼き。
といってもツーソンのどこかにお店があるわけではないんです。そうじゃなくて、お祭りや大きなイベントに出現するたこ焼き屋さん、それが Takoyaki Balls です。
このたこ焼き屋さんの裏にいるのは、知美さんという日本人女性。ずっと食品業界にいた方かしら?と思いきや、彼女は薬剤師さんとしての経験の長い聡明な女性で、ふわふわの美猫ちゃんたちをこよなく愛する方なんです。
たこ焼きを始めた理由は、「自分が食べたいから?」
この簡潔明瞭さ、いいですよね!
お祭り感満載!
Takoyaki Balls は行列のできるたこ焼きやさん。特にアジア系のイベントではかなりの列になっていることも。
それにしても上の写真のブースのたたずまい、見ているだけで楽しくなってきませんか?^^
こんなお祭り気分満載のブースの奥で、知美さんとご主人のマイクさんをはじめ、「たこ焼きメンバー」のみなさんが、忙しくも楽しくたこ焼きを焼いています。
わたしもツーソン・ダウンタウンで毎年行われるイベント Tucson Meet Yourself で、たこ焼きメンバーとしてお手伝いさせてもらったことがあります。ハッピを着て、呼び込みをしたり、ラーメンの仕上げをしたり。ワイワイ楽しくお祭り気分。楽しかったなぁ?
たこ焼きトラックを探せ!
そして先週、知美さんがフードトラックを手に入れたとの情報をキャッチ。なになに? おもしろそう! と好奇心を刺激され、思わず彼女に連絡をとってみると、たこ焼きメンバーのひとりとフードトラックのお掃除をするのでそのときに見にきませんか、とのこと。
もちろん行ってまいりました。ミーハー精神全開です。
掃除手伝いという地味な案件のはずが、ワクワク♪
頭の中に浮かぶイメージは、映画 The Chef (邦題「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」)です。この映画、食べ物好きな方におすすめですよ。
この映画で元一流レストラン総料理長だった主人公が、ボロ~いフードトラックを手に入れ、汚~いキッチンを掃除するシーンの中に自分も入り込んだみたいです。
知美さんのフードトラックの中は、映画に出てきたものに比べると断然キレイでした。とはいえ、調理用具まわりはやっぱり結構汚れています。が、お掃除が上手なたこ焼きメンバーが丹念に磨いた部分はピカピカになっていました。さすがです。わたしは壁をゴシゴシこすってきれいにする部門担当でした。
前代のオーナーさんはパンケーキなど粉ものを出していたということで、知美さんが使える調理器具が多かったのが購入の決め手だったとか。普段から夢に向かっている人は、夢を実現するにはどうしたらいいか常に考えているので、チャンスが目の前に訪れたときに即決できますね。さすがです!
掃除第一弾はひとまず終わり、次は外側。どんなデザインのトラックになるのかしら??? 楽しみですね!
Takoyaki Balls いつどこで食べられる?
Taokoyaki Balls のFacebook ページとインスタグラムで、イベント情報が随時更新されています。タコ焼きを食べるチャンスを逃したくない方はぜひフォローしてみて。わたしは両方フォローしてます^^
おわりに
フードトラックをお掃除中に、お店を構えようと思ったことがあるか知美さんに聞いてみました。
すると即答で「ないですね!」理由は「退屈だから。」
色んなところに行って、色んな人にたこ焼きを食べてもらうのが楽しいから、ひとところに留まるなんて考えられないそう。
知美さんの情熱と行動力は本当に素敵です。そして、ご主人マイクさんのサポートぶりも素晴らしく、なんて良いご夫婦なのかしら~?と、タコ焼きを待つ間いつも惚れ惚れしているわたしでした。
みなさんも、進化し続ける Takoyaki Balls をぜひ体験してみてくださいね。