トリッパ(ハチノスの煮込み)はローマで食べてみようと思っていた料理のひとつでした。
美味しいのかな?もしかしたら気持ち悪い見かけなのかな?と興味津々!
この記事では、ローマ最後の夜ごはんでトリッパを食べてみたときのことをご紹介します。
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ブルスケッタとラグー
場所は宿泊先すぐそばのご近所オステリア/ピッツェリア。
側を通るたびに昼も夜も忙しそうだったので気になっていたお店です。
前菜とプリミ・ピアッティに、またもや美味しいブルスケッタを食べてしまいました。
ここのブルスケッタのトマトの赤さも尋常ではないですね?
わりと派手に焦がしてあるパンに大き目にカットされたトマトとオリーブオイル。
バジルも少し入っているけれど、ニンニクの風味は一切ナシ。
いえ、もしかしたらニンニク少しは使ってあったのかもしれないけど、もしそうならトマトの美味しさでかすんでいたのでしょう。
ローマ最初の夜のオステリアで食べたブルスケッタに限りなく近い味でした。
ローマに来てからわたしの脳裏に
「ブルスケッタはトマトを味わうための前菜」
と毎晩少しずつインプットされていたのが決定的になりました。
もちろん、最初に美味しいトマトありき。
トマトのみのブルスケッタがここまで美味しいのは、そこが美味しいトマトに恵まれたローマであるからというのがその理由のすべてだと、帰国した今思います。
ラグーのフェトチーネもやはり美味しいトマトの恩恵を最大限に生かした優しい味。
細かく挽かれた肉の一粒一粒と、薄く小さめに削ったパルメジャーノ・レッジャーノが、なめらかなソースと一緒に手打ちのフェトチーネにからむ幸せなパスタです。
ミートソースのパスタは子どものころからの大好物だったからでしょうか、美味しい一皿を食べるとほんわか満ち足りた気分になれます。
あぁ幸せ?
トリッパ
セコンディには、ローマで食べてみようと思っていたトリッパに挑戦しました。
トリッパ Trippa は牛の2番目の胃であるハチノスを下処理してから柔らかく煮込んだ料理です。
ローマ風はトマトソース、ミラノ風はワインで煮込むとか。
わたしはトリッパを見るのも食べるのも今回が初めて。
もつ鍋のトマト版みたいなのを想像していたので、ある程度の匂いを覚悟していたのですが、徹底的に下処理してあるハチノスにまったく臭みがないのにびっくり。
ハチノス自体には特記するほどの味わいがあるわけではなく、トマトソースとハチノスのぐにぐにした食感のバランスを楽しむ面白い料理だと思いました。
これ、たくさん噛むので結構満腹になりますよ。
トリッパは自宅で調理すると、下処理に時間がかかるのと、たぶんキッチンが動物臭であふれそうなので、お店で食べるのがよさそうですね。
ご当地料理を体験できて大満足です。
もう一皿ビステッカも食べてみましたが、バルサミコ酢をちょこっとつけながら食べる、結構しっかり目に焼いてある美味しいステーキでした。
ティラミス
また食べましたよ、ティラミス。
ローマに到着してから毎晩その日の締めくくりにティラミス。
このお店のティラミスも、これまでに食べた2つのティラミスと同じで、
とろとろのカスタードクリームに近い黄色のクリームで、切り分けタイプではなく個別の容器で出てきました。
わたし、たぶんあまりにも美味しそうに食べていたのでしょう、お店のオーナーさんにもうひとつ食べる?と聞かれました^^
とろん?
Buona Forchetta 場所とウエブサイト
Buona Forchetta
Via della Cava Aurelia 23
Rome, Italy 00165
シーフードリゾットや魚介のパスタも美味しそうでした。
ピッツェリア (Pizzeria) も名乗るだけあって、ピザも人気のようでしたよ。
おわりに
いかがでしたか?
ローマでの最後の夜ご飯。ご近所オステリアでローマらしい料理を頂き、遅い時間の幸せなひとときになりました。