お店に入れば「いらっしゃいませ~」と声がかかり、「前を失礼します。おしぼりをどうぞ」と熱いおしぼりを開いて渡され、最初から最後まですべて日本語でOK、まわりも日本人かアジア人のお客さんばかり…という、わたしが住むアリゾナでは絶対にありえない光景があたりまえのように繰り広げられるベイエリアで、今回長崎県民の長崎ラブ精神を刺激するお店に行ってきました。
ここです。
リンガーハット???
ちゃんぽんは長崎県民のまぎれもないソウルフードですが、中でもリンガーハットはチェーン店なのに美味しくて、店舗がたくさんあるうえにお値段もお手頃な絶対に間違いのないお店ですね。
本家本元といわれる長崎新地中華街のお店のちゃんぽんより、リンガーハットのほうが好きという人も意外と多かったりします。
そんな愛しのリンガーハットのアメリカ本土唯一のお店が、たまたま滞在先にあるなんて超ラッキー?
リンガーハット・サラトガ店。
早速行ってみます!
土曜日のお昼どき、結構混んでいます。
5分ほどの待ち時間、ふと気づくと入口ドアの外に出島と南蛮人の絵柄のあるフレームが。
右側の長崎県民御用達とんかつチェーン、浜勝(なつかしい響き?)1号店とリンガーハット1号店の写真が郷愁を誘います。
店内は日本のリンガーハットとは全然違う落ち着いたかんじで、洒落たジャズなんかが流れています。
店員さんは日本語OKの方もいれば日本人ではない方も両方います。
制服のハンチング帽が個性があっていいですね。
メニューのコピーが NO CHAMPON NO LIFE!
どこかで聞いたスタイルではありますが、いいじゃありませんか?
リンガーハット・サラトガ店のメニューはとんかつ、エビフライ、ラーメン、カレー…と豊富で目移りしてしまいます。
だけど、今回はリンガーハットの王道、ちゃんぽんとぎょうざを注文。
あぁ?
こしのあるちゃんぽん麺に濃厚なちゃんぽんスープ。
豚肉、海老、イカ、かまぼこ、きくらげ、キャベツ、にんじん、玉ねぎ、もやし、そしてねぎ。
ちゃんぽんに入っているべきものがすべて入ってます。
そして、ブロッコリーやズッキーニなど、それ違うよね?と言いたくなる野菜は入っていないのも嬉しい。
わたしの実家御用達のちゃんぽん店の流儀にしたがって、白コショウをたっぷりふっていただきます。
ちゃんぽんは、新地中華街の中華料理店が、中国からの留学生に安くて栄養のあるものを提供するために、使い残した野菜や肉を利用して考案したメニューといわれていますが、野菜もたんぱく質もたっぷりとれるのがいいですよね。
久しぶりにリンガーハットのちゃんぽんを食べて、おなかも心も大満足。
また行きたいな?
リンガーハット・サラトガ店
Ringer Hut
1072 Saratoga Ave
San Jose, CA 95129